叔母と兄と私で
ファーストフード店で
待ち合わせしました
店内はガラガラで
他にお客さんはいませんでした
叔母が兄に
『葬儀代払ってないの？』
『保険のお金があるから
いいって(私から)言われたから』
『それでも
兄ちゃんなんだから払いなさいよ』
『…』
『お腹に赤ちゃんもいるのに
育てるのにお金かかるんだよ』
『妊娠したのは自業自得』
『そんな、ほんとに冷たいね』
『…』
『…ほんとに
何もしてくれなかったね…
お兄ちゃんは…』
私今までの事を思い出して
堪えきれなくなり
号泣しながら吐き出す！
『…』
『お見舞いも
たまにしか来なかったし！
葬儀も何もしない！
遺品整理も保険の手続きだって
ほんとに何もしてくれなかったね』
『泣くんだ…ずるいなぁ』
兄は小馬鹿にするように
言った…
私は悔しかった！
泣くつもりなんてなかった！
でも涙が溢れてしまった！
ファーストフード店のお店の人も
揉めてる？って心配しながら
チラチラこちらを見る
落ち着かなきゃ
落ち着かなきゃ
私は涙と手の震えを抑えた
すると
兄は私の右肩に
大きく上からバン！と
叩くように手を置いた！
ビク！っと身がすくんだ
子供の時
夜、兄と二人きりで留守番中に受けた
数々の暴力が蘇った！！
怖い
私は悔しさよりも恐怖が上回った
兄の言う通りお金を払い
兄とも関わるのを絶とうと思った！
叔母さんも、兄の行動に
不安を感じたようで
結局、葬儀代の半分を差し引いた額を
後日振り込むことにして解散しました
そして醜い保険金分配は終わりました
その後
近場でペット可のアパートを見つけ
老猫三匹と引っ越しました
ここから新しい人生をはじめる
母の保険金は
葬儀代や遺品整理や引越で減りました
お腹に赤ちゃんがいるので
しばらく仕事もできない
出産費用もかかる
色々とやりくりしながら
生活をしました
夏が過ぎ
秋になると
急に孤独感と寂しさに
襲われる日が増えました
この当時
夢には毎日
母が登場してました
一緒に生活してた頃の
元気な母が夢で現れました
なので眠るのが楽しみでした
更に
夢には亡くなった祖母と叔父も
よく登場しました
私は祖母と叔父と母が
好きだったので
とても嬉しかったです
それから少しすると
隣の一軒家のお家が全焼する
火事が起きました…
2016
1月 離婚
2月 母の入院
三ヶ月間の病院通い
5月 母の死と妊娠
遺品整理と保険の手続き
6月 保険金で揉める
7月 引越
10月 お隣の火事で窓にヒビが…
なかなかヘビーな1年間でしたが
私は元気で健康でした
お腹の赤ちゃんも元気に問題なく
育ってくれました
ブログを読んでくださった皆様
長く暗い内容のブログを
読んでいただき
有り難うございます
なんだか吐き出せて
スッキリしました
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