素直な天邪鬼

素直なようで天邪鬼な自分の波瀾万丈な人生

母の死 醜い保険金の分配

母が亡くなった知らせを受けて

 

病院に着いたのは

真夜中でした

 

 

病室に行くと

眠っているような

母がいました

 

私は悲しむのは

全てが終わってからと

心に強く決めていたので

泣くのを堪えました

 

兄も到着して

母と対面しました

兄は実感がわかないのか

泣くこともなく普段のまま

 

 

 

その後

看護師さんと私で

母の身支度をしました

私は母の髪の毛をセットしたり

お化粧をしました

 

真夜中でしたが

葬儀場の方が

すぐに母を迎えに

来てくれました

(事前に母の容態を伝えて

手配のお願いをしてました)

 

母と私は

葬儀場の方の車に乗り

葬儀場に行きました

(兄はバイク)

 

葬儀場の個室に

母を安置させてもらい

一度、帰宅して

再び、朝の8時すぎに葬儀場へ

 

 

 

午前中に親戚が集まり

最終的に来てくれたのは

 

母の妹と息子二人

 

母の弟のお嫁さんと子供二人

 

離婚した夫

 

母の知人数名

 

私と兄

 

合わせても20名

いなかったと思います

 

ささやかなセレモニー

 

最後に

母をみんなで囲み

花を手向けました

 

すると

母の右目から涙が流れました

これには、かなり皆さん驚きました!

 

みんなが来てくれて

喜んでるのかな?

 

セレモニーはあたたかい雰囲気で

終わることができました

 

 



 

 

数日後

 

母の妹から

母の死亡保険の件で

電話がありました

 

母の妹(叔母)は

かなりのくせ者

 

損得勘定で生きている人で

 

すごく

恩を着せる人

 

すごい昔に母にお金を貸したことで

保険金を受け取る権利があると

言い出してきた

 

 

 

 

私は母の借金のことは知っていて

返済は完了していました

 

 

 

母は満額返済していました

 

 

 

だけど叔母は

それは利息分だからと

返済完了を認めないので

 

 

 

 

母はずーっと

終わらない返済を

続けていました…

 

 

 

 

 

実の姉に利息をとる叔母

ダサい人だ!

 

 

 

 

 

 

私は何度も

叔母を突っぱねれば?

と言ったけど

母はできなかった

 

 

 

 

 

ずーっと

叔母の言いなりだった

 

 

 

 

今、もう母はいないので

私は突っぱねたかったのですが

 

 

 

 

叔母の鬼のような顔と

しつこさに

嫌気がさして

 

 

 

母の死亡保険金を

叔母に払って

 

 

関わるのを

終わりにしよう

と思いました

 

 

 

しかし母の保険金は

兄と私で相続するので

 

 

 

兄に聞かないと

いけない

 

 

 

 

叔母から兄に話してほしいと頼み

三人で会うことにしました

 

 

 

 

 

夜、ファミレスで待ち合わせをして

母の借金の話を叔母から兄にしました

 

 

 

 

 

兄はすんなり

叔母に支払うと言いました

 

 

 

 

 

 

そして

母の死亡保険金は

叔母と兄と私で

三分の一で分配することに

しました

 

 

 

 

 

 

当時

私のお腹には

息子を授かっていました

 

 

 

 

 

私は妊娠2カ月

 

 

 

 

悪阻がなかったので動けてましたが

 

 

 

 

母が亡くなってから

葬儀の手続き支払い

遺品整理

全て一人でしました

 

 

 

 

 

兄も叔母にも

葬儀代も香典などのお金は

一銭も出してもらってません

 

 

 

 

 

 

遺品整理も手伝って

もらってません

 

 

 

 

 

兄は母のお見舞いにも

あまり来なかった

葬儀も何もしない

 

 

 

 

 

なのにお金だけは

キッチリ受け取る

 

 

 

 

 

 

叔母もそうだ

 

 

 

 

 

 

私は二人が憎らしかった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その当時、私が

住んでいたマンションは

離婚した夫と母と三人で

暮らしていたところで

 

 

 

 

嫌な思い出が多いのと

家賃も高いので

私は引越をすることにしました

 

 

 

 

 

私一人で住むなら

ワンルームのアパートでよく

家賃も安いし

沢山の物件があったのですが…

 

 

 

 

 

当時、猫を三匹飼っていて

ペット可のアパートとなると

家賃も高いし

 

 

 

 

敷金礼金を多めに払ったり

しなければならない

物件ばかりでした…

 

 

 

 

 

その子達はみんな

18歳の老猫

お爺ちゃん猫でした

 

 

 

 

 

この子達を手放したくない

 

 

 

 

 



 

 

 

 

 

 

 

私は物件探しと

母の死亡保険の手続きと

動き回っていました

 

 

 

 

もちろん兄は何もしない

 

 

 

 

 

母は在日韓国人

保険金の受け取りにも

手擦りました

 

 

 

 

 

 

 

そんなある日

母の弟の妻(叔母さん)から

それからどう?

と電話がきました

 

 

 

 

 

 

 

叔母さんに現状を伝えると

すごく怒ってました

 

 

 

 

 

 

『これから姪っ子が一人で

 子供を産んで育てるって

 言ってるのに

 お金ぶんどるんだ!』

 

 

 

 

 

 

母の弟(叔父)が生前

がめつい叔母と

過去にお金で色々と

あったようです…

 

 

 

 

 

なので叔父の妻だった叔母さんは

自分の事のように怒ってましたw

 

 

 

 

そして

 

 

 

 

『妹が一人で子供を産んで

 育てるって言ってんのに

 

 

 兄ちゃんなら保険金受け取らないで

 全部妹にあげればいいのに!

 

 

 葬儀代も払ってないんでしょ?』

 

 

 

 

『その保険金の三分の一の中から

 葬儀代の半分引いて渡せばいい』

 

 

 

『私から言われたって

 言っていいから』

 

 

 

 

と強く説得され

 

 

叔母さんからの提案を

実行してみました…

 

 

 

 

 

 

そしたら

さあ

大変!

 

 

 

 

 

 

兄が怒る怒る!

怒りまくって電話がきました

 

 

 

 

 

 

『お前なに

 勝手に葬儀代引いてんだよ!』

 

 

 

『叔母さんに言われたから』

 

 

 

『ふざけるな!引いた分渡せよ!』

 

 

 

『…わかった』

 

 

 

 

 

兄からの電話を切り

叔母さんに電話をすると

 

 

 

 

 

『○○(兄)と3人で話そう』

と言い出しました…

 

 

 

 

 

 

つづく