素直な天邪鬼

素直なようで天邪鬼な自分の波瀾万丈な人生

母の死 胃癌ステージ4

2016年は

悪いことが

まとめていっぺんに

きたような

ヘビーな1年間でした

 

今回長めのブログになりそうなので

数回に分けて書きたいと思います

 

暗い内容ですが読んでいただけたら

うれしいです(^o^)

 

それでは

はじまりはじまり~

 

 

 

私の母は68歳で亡くなりました

胃癌でした

 

胃癌になる5年前には

肺癌になり完治した経験あります

(手術と抗がん剤治療)

 

そして定期的に病院で癌の検査を

受けていました

 



恐ろしい早さで進行した胃癌

 

 

1月の始め頃は

親戚と焼肉を食べれていた母

 

その後、胃の調子が悪くなり

食が細くなっていき

(本人は胃もたれすると言っていた)

 

 

2月の始めに市民病院で検査を受けると

…診断結果は

胃癌のステージ4でした

 

たった1ヶ月の間に

母の胃は焼肉から水すら

受け付けなくなってしまいました

 

母は水分も採れない

状態だったので

(吐いてしまう)

脱水の危険があるからと

検査を受けた日に

そのまま入院する事に…

 

私だけ主治医の先生から呼ばれ

 

『○○さん(母)は胃の入口に大きな癌があり

 外にも、胃の中に細かく癌が飛び散っていて

 手術しても癌細胞を取り切れない

 なので手術は難しいです…』

          

と説明を受けました

 

 

私は先生のお話を聞いていて

 

理解はできたけど

 

理解できたけど

 

母を助けるのにはどうしたらいいのか…

 

うろたえる私に抗がん剤治療の

パンフレットを出して

先生は抗がん剤治療の説明をはじめた…

 

 

 

 

母は3日間

抗がん剤治療の点滴を受けました

 

 

 

胃癌は

無くならなかった

 

 

 

 

そして私は主治医の先生から

『○○さん(母)の余命は三カ月です』

 

とまるでテレビドラマのシーンみたいに

告げられた…

 

 

 

 

余命三カ月って…

 

今2月だから…

 

5月には

母は亡くなってしまうと言っているの?

 

 

 

え?

秋に胃のバリウム検査を

受けた時は

癌はなかったのに?

 

 

 

1ヶ月前は焼肉を食べれてたのに?

 

 

 

そんな母が、あと三カ月で死ぬなんて

おかしいでしょ!

 

 

 

私は納得がいかなくて

 

バリウム検査をした秋頃には

 母の胃には癌があったのですか?』

と先生に訪ねると

 

 

『○○さん(母)の癌は

 秋頃には無かったと思います

 本当に珍しいケースです。』

 

と説明をしてくれましたが

 

 

 

 

私は、そんな急に

胃癌になるわけない

 

 

 

納得がいかず悶々としました

 

 

 

 

『それから○○さん(母)には

 余命宣告しない方がいいと思います』

 

 

 

(心の声)

肺癌の時は、母と一緒に説明を聞いたけど

治る見込みがないから伝えないのかな?

でも、私だったら教えてほしいな…

 

 

『言わない方がいいですか?』

 

『はい○○さん(母)の場合は

 言わない方がいいです』

 

先生はハッキリと強めに答えた

 

 

 

 

 

兄へ連絡

 

兄に母の入院の連絡をすると

その日の晩、大きな花束を持って

病院にやって来ました

 

 

兄に会えて喜ぶ母

母は嬉しそうに花を受け取りました

 



母がいない時に

 

『主治医の先生から

 “○○さん(母)には余命三カ月だって

 告げない方がいい”って言われたんだけど

 …言わなくていいのかな?

 肺癌の時

 本人にも話したけど…』

 

と兄に話すと、しばらく考えてから

 

『言わない方がいいかもね』

 兄がポツリと答えた

 

 

 

当時、私は

離婚をしたばかりでした

 

まさかまさか

離婚をした1ヶ月後に

母が末期癌になってしまうなんて…

 

誰が想像できたでしょうか

私はかなりのダメージを受けていました

 

 

 

 

 

 

 

一方

兄は独身でアパートで一人暮らし

 

仕事も何をかしてるのか

教えてくれないし

 

お休みもいつなのか

教えてくれなかった

 

 

 

 

 

入院中

毎日、病院に来るのが私だけだと

母も退屈だろうから

 

兄になるべく顔を見せにきてと

お願いしたけど

 

仕事が忙しいからと

曖昧な返事が返ってきた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



母は昔から

兄に気を使っていた

 

 

兄は引きこもりをしていた時期もあり

神経質で癇癪持ち

 

 

 

 

 

 

 

私は

幼い頃、兄から暴力を受けたり

威張ってジャイアンのような兄が

とても恐くて苦手だった

 



 

 

 

 

 

母は兄が来ると嬉しそうに笑う

毎日、病院に来る私には無表情(涙)

 

 

 

兄が来るとパアっと顔が明るくなった

それだけでも地味に私の心は傷付いた

 

 

 

つづく