素直な天邪鬼

素直なようで天邪鬼な自分の波瀾万丈な人生

取り戻せた母との時間

私の母はホステスをして

兄と私を育ててくれました

 

子供の頃

母と過ごせる時間は

とても少なくて

寂しかったです

 

私は素直に

甘えられない

子供で

 

母も愛情表現が

できない人で

 

そしていつも

体調が悪そうな

機嫌の悪そうな

気怠そうな母に

近寄るのが恐かった

 

子供の頃

わたしは母から

愛されていない

邪魔な存在なんだと

思っていました

 

なので

子供の頃

母に甘えたかったけど

甘えることができなかった

 

そんな距離感がある

母と娘でした

 

母から誕生日プレゼントを

もらったこともなく

 

クリスマスプレゼントも

もらったことはありません

 

なので私は

サンタクロースはいないと

クラスメイトの

誰よりも早く気付いた

子供だったと思います

 

母から

『可愛い』とか

『愛してる』とか

『大好き』とか

言われたことがなく

育った私は

何か足りないまま

大きくなってしまいました

 

 

母の再婚

私が16歳の時に

母が再婚しました

 

再婚してから

母は水商売を辞めました

 

そして父に合わせた

生活になりました

朝起きて

夜は早めの就寝

その生活が

母を変えました

 

母は明るく

優しくなりました

 

専業主婦になった母は

物腰が柔らかく

優しいオーラが漂うように…

 

そんな優しい母と

私は一緒に過ごす時間が

増えていきました

 

母と過ごす時間は

笑顔と笑いに包まれ

幸せでした

 

子供の時に

できなかった

素直に甘え

素直に話せる

ことができました

 

ほんとなら親離れする

年齢になっても

周りの人から

『いつも一緒で仲良しね』

と言われるほど

母と私は一緒に行動してました

 

再婚した父が

肝臓癌で亡くなり

母と私の2人だけの

生活になると

母との関係は

もっと濃くなりました

 

年頃もあり

母の干渉が鬱陶しいと

思うときもありましたが

無意識に

子供の時に

過ごせなかった

母との時間を

取り戻したかったのだと

思います

 

 

 

 

 

…そして私も

母になりました

 

母譲りなのか

息子への

愛情表現が

下手すぎて

照れくさくて

苦手です(^^;)💦

 

息子に言葉で

『大好き』

『愛してる』とか

恥ずかしくて言えなくて…

 

代わりに

『産まれてくれて、ありがとう』

『あなたは私の宝物』

くらいしか言えてません(^^;)

 

そんな不器用な私に

息子は大きな声で

『ママ大好き』

と言ってくれます