中学校を卒業した私は
トリマーの専門学校へ進みました
私が選んだクラスは午後
私のクラスメイトは
真面目な子が3割
ヤンチャな子が7割
そのヤンチャな子たちは
動物は好きだけど
本気でトリマーを
目指していなかった
クラスメイトの
ヤンチャな子たちは
学校に行く途中にある
ファーストフード店で
いつも集まり
たまり場になっていた
私も学校に向かう途中で
声をかけられ
だんだん
学校に行かなくなった
そして
しばらく学校に行かない
日々が続いた
そんなある日
ヤンチャな子がたちが
仲間割れをした
学校を辞める子も多かった
仲間割れで
ギスギスした午後のクラスから
私は午前のクラスに変えた
午前のクラス
午前のクラスには
真面目な子が多かった
みんな
実習に励んでいた
トリミング
1年目
担当する犬種
チワワ
小型犬の短毛種
シャンプー
ドライヤー
耳掃除
爪切り
足裏の毛のカット
2年目
担当する犬種
トイプードル
小型犬の長毛種
全身カット
当時はこの犬種が多かった
プードルは今のような⤴
カットでなく
顔や手足はツルツルに
バリカンで剃るスタイルでした⤵
午前のクラスにきても
私はトリミングの実習に
やる気がなかった
トリマーを目指して
専門学校に入ったから
やらなくちゃ
そんな感じでした
そんな中
紺野さんという
クラスメイトと
話すようになった
紺野さんは
おとなしくて
あまり話さない
そして真面目
学校は休まないし
実習も真剣に取り組む
私はいつからか
紺野さんを見ていた
担当したワンちゃんの
トリミングが終わると
先生を呼んで
チェックを受けます
いつも私は
優しい新人の先生を
呼びました
理由は…
甘いからです
トリミングの
やり直しも言わないし
ダメなところは
先生が手直ししてくれる
楽な方へ
楽な道を選んでました
一方、紺野さんは
小倉先生(主任)に
チェックをしてもらってました
小倉先生(主任)は
とても厳しくて恐い先生でした
なかなかOKももらえない
いつも『やり直し!』
とダメ出しをされます
私は恐くて苦手で
避けてました
卒業試験が近付いてきた頃
私は紺野さんの影響から
小倉先生にチェックを
お願いするようになりました
小倉先生から
『足の太さが違う!やり直し!』
とダメ出しをうけました
はい
犬には足が4本あります
4本の足の太さを
同じにしなくては
いけませんわw
ハサミひとつで
犬の全身カットするのは
馴れないと難しかったです
犬は動くし
座ってしまう子もいます
寝てしまう子もいました
そして何度もカットを
やり直してやり直して
小倉先生を呼びます
小倉先生からOK👌をもらえると
『🎀リボンをつけていいよ』
といってもらえます
トリミングしたワンちゃんに
🎀をつけて終わるのです
私は週5日
毎日トリミングを
頑張りました
ハサミタコが
薬指にできました
(上達するとタコはできない)
そして受けた卒業試験
1匹のトイプードル🐩を
預かりました
小柄でシルバー
大人しくて落ち着きのある子
爪切りをして
バリカンでムダな毛を苅り
シャンプー&ドライヤーを終わらせ
いよいよカット開始!
コームで毛を起こしては
ハサミでカットをする作業を
続けます
数十分後…
見直しを済ませて
小倉先生を呼びました
小倉先生は
トリミングテーブルに来ると
あらゆる
角度でチェックをしてから
『リボン🎀着けていいよ』
と笑顔で言って
私から離れていきました
小倉先生から
ダメ出しされないで
OK👌をもらえたー!!
とても嬉しかったです
がんばってきてよかったと
思いました✨
そして無事に
卒業試験に合格して
卒業しました
一緒に入学したクラスメイト
半分以上は辞めました
そして卒業してから
トリマーで働く子は
少なかったです
紺野さんは自宅を改造して
トリミングサロンを
始めると言ってました
私はペットショップで
トリマーを数年しましたが
退職しました
理由はこちら⤵
紺野さんがいなかったら
私も卒業せずに辞めてたと思います
真面目に頑張る人をみると
背筋がピンとなりますね✨
最後まで読んでいただき
ありがとうございます☺